「農業も水も未来ビジネス」

摘要

第3四半期の決算を減収ながらも、営業利益もほぼ横バイともいえる1.2％減で通過し、鉄鋼、化学、エレクトロニクス、自動車など大手顧客の生産水準が上昇していることもあって、適期経常利益280億円の目標クリアの手応えを掴んだエア·ウォーターの青木弘会長兼社長は産業ガス以上に貢献したタテホ化学関連のマグネシア、高度医療設備工事、製塩、エアゾールなどクループの個性派技術や高シェア事業の着実な成長を素直に喜んでいる。主にM＆Aで獲得したこれらの事業をエア·ウォーター流に改造し、クループの相乗的、有機的結合と支援でキメ細かく育ててきたのが不況期に実ったといえる。社内ではこれをネズミ集団経営とも、齧歯類的事業とも称する。もちろん生みの親は青木会長である。