一般用プロパン需要7.3％の大幅増加

摘要

5月のLPガス需要は前年同月比2.4％増の1,433千トンとなった。 前年比プラスとなったのは4カ月ぶりのこと。 一般用プロパン需要がなんと7.3％も増加。 これがトータル需要をプラスに押し上げた。 気温は全国的に高かったものの，日照時間が少なく降水量が多かったことがプロパン需要の伸びにつながったようだ。 5月の供給は，国内生産が33万トン，輸入が117万トンで供給合計は150万トンとなった。 これに対して需要は143万トン。 この結果，在庫は月間68千ト，増加の229万トンと小幅増。 ただ，前年同月末比では102.3％と水準を下げた。5月の通関輸入CIF価格は前月比ほぼ7,500円の大幅下げの55,000円／トン台。4月CPの続落を反映した。 2カ月で17,000円強の下げだ。 元売各社の7月仕切価格改定幅は為替レートの乱高下で上げ下げ区々となった。 CPリンクの元売の新値決め方式はかなり浸透したが，通関CIFリンクも依然根強く残っている。 CPリンクにはフレート変動の転嫁など特約店には納得のいかない部分もあるようだ。