燃料油販売量前年比4．6％減:＝8月分石油製品需給概況＝

摘要

8月の石油製品需要は燃料油合計15，964千klで前年比4．6％の減少となった。油種別には，ガソリンが0．3％減，ナフサが1．4％増，ジェットが48，3％増，灯油が23．3％減，軽油が1．5％減，A重油が10．9％減，C重油が25．7％減と，これまで好調だったガソリン，軽油がマイナスに転じ，C重油も大幅減少が続いていることから，製品合計でも5％近いマイナスとなった。　一方，8月の原油処理量（精製業着分）は17，660千klで前年比104．0％と3カ月連続の増処理。8月の製油所の稼働率は82．6％と80％の大台乗せで，前月比6．3雪て，前年比5．7雪てそれぞれアップしている。製品生産は16，498千kl，前年比0．4％の増産で，小幅ながら4カ月連続の増産。軽油が二桁増産となる一方，C重油は3割強の大幅減産。また，製品輸入は3，350千klで前年比8．8％増。はとんどをナフサが占め，300万旭の大台に乗せているが，灯油，軽油は低水準。一方の製品輸出は2，800千klで同8．6％の増加。軽油が104万klの高水準，灯油も15千klを輸出している。