7～9月分HSCは100田上げに後退経費据え置きで上期分LSCも決定

摘要

JX日鉱日石エネルギーは9月27日（金），上期の全S分の決定価格を発表した。大手需要家と進めてきた7～9月分HSC重油と上期分LSC重油の価格交渉が同日までに合意したもので，HSCは四半期ごとの期中決着が維持され，LSCも市場が期待した上期分の期中決着がギリギリで叶った。HSの7～9月分とLSの上期分の同時決定は，平成23年以来2年ぶり。　中央価格交渉での合意価格はS分3．0％の7～9月分が70，650円／畑（支払いサイト60軋　湾内船持ち届けベース）で，仕切基準から750円も後退し，前期決定から100円（0．1％）の微膿に収まった。仕切からの後退は，8月に円高へ反転した為替の影響。　一方，S分0.3％HPP（高流動点）の中央価格交渉では4～6月分が77，950円／kl，7～9月分が77，750円／kl（30日サイト，湾内船持ち届けベース）で合意した。4～6月分は1～3月分から2，320円（3．1％）の続騰，7～9月分は4～6月分から200円（0．3％）の反落となった。30日分の支払いサイト格差は双方とも50円のため，60日サイトの一般向けは4～6月分が78，000円，7～9月分が77，800円と決まった。1～3月分のサイト格差は100円だったため，4～6月分の値上げ幅は2，270円で30日向けより50円少ない。