電力の総括原価方式見直し都市ガスにも波及し同様の検討へ

摘要

東京電力の福島第一原発事故を契機に政府は単にわが国の原子力政策を見直すだけでなく，電力の独占形態にもメスを入れようとしているが，先日はまた枝野経済産業大臣が電力の料金算定のもとになっている総括原価方式を見直すに当たって，都市ガスも同様にゼロベースからの検討を行うと発言して都市ガス業界関係者に衝撃を与えた。当然予想されていたことだが，同じ独占事業として都市ガスにも電力改革の影響が及んできたということだ。