下期の代替燃料は垂換1，820万kl石油は1，130万klへ倍増するかも＝九電力各社の下期火力発電量の水誌予想＝

摘要

電気事業連合会が10月14日発表した10電力合計の上期分発受電実績によると，電力需要を示す発受電電力量は8．1％（403億kWh）もの大幅な前年割れに終わった。前年同期はリーマン·ショックから盛り返した産業用の回復と，歴史的な猛暑と残暑で急増した冷房関連需要によって8．8％増と底上げされていた。今年度は，冷房需要には大幅な反動減が避けられないとしても，産業用の本格的な回復でプラスは維持できるとみられた。しかし，3．11東日本大震災で需要回復のシナリオは根底から崩れた。