市場連動維持は今夏が正念場？原油安·超円高·減販でどうなる

摘要

全世界が注目した米国の債務上限引き上げ問題は2日に同法案が下院を通過したことで，米国のデフォルトはひとまず回避されたが，その後も米国景気への先行き不安からドルは売られ，円は70円台後半の史上最高値水準にとどまっている。原油価格も米経済指標の低調さ（6月の個人消費支出の約2年ぶりのマイナス，EIAの週間統計での原油在庫の増加等）から，WTIは86ドル台，ドバイ，オマーンも102ドル台へと下げ足を速め，日本の原油入手コストは円高＋原油安で足元急落状態となってきた。