京都から北の大地に家族で移って

摘要

2003年夏に京大の工学研究科および情報学研究科の吉田から桂への移転が決まり，「それまでに転出できたらな」と不謹慎なことを考えていたが，2003年春に北大の触媒化学研究センターに移ることができた。 研究室は北海道大学総合博物館の3階にあり，恐竜の化石を間近に見る場違いの雰囲気がある。現在，間借中とのことで，触媒化学研究センターも2003年秋に学内での移転があり，移転業務から逃れて楽をしようという考えは浅はかであった。 機能材料設計研究室（上田研）は選択酸化反応を中心に，固体酸化物の機能設計を行っており，研究室内容はっエブ（http：//www.hokudai.ac.jp/cataly/ueda/main.htm)をご参照ください。 研究室を主宰する上田先生は議論好きで, お酒を飲みだすと最低でも午前3時まで, サイエンス論·人生論·研究論が続く。 ここで生き残るためにはまず体力が必要である。 研究に対する取り組み方や考え方は, 全く異なったものもあるが理想を追い求める先生の姿勢には共感するものがあり, 今後の触媒研究, 燃料電池関連の研究に活かしたい。