物流における会員企業間協調の試み

摘要

日本電線工業会（以下、当会という）では、1972年に物流問題に関する基礎研究の検討を開始するため会員17社構成による物流研究委員会を発足し、その後4年間、物流の管理手法、輸送制度、共同輸送及び荷造り簡素化について調査·検討を行った。当時から現在まで、委員会は『営業は競争、物流は共同』のスローガンで活動している。以下に、物流委員会の活動状況を含め、電線業界の物流における会員企業間協調について紹介する。