空気圧用高速電磁弁の応用

摘要

空気圧用高速電磁弁の一般的な用途として、装置や生産ラインの処理能力向上（高タクト化）の部分に使用されるケースが多い。搬送工程であれば真空切替弁、選別工程であればキレ味の良いブロー弁など、高速処理を極める顧客からの要求は年々増している。また、別用途として、高速電磁弁を使用した間欠ブローとしても好評を得ている。急峻なエアの立ち上がりにより衝撃力が大きく、高寿命、低発塵、禁油仕様、低消費電力の特性から、“異物の吹き飛ばし効果”と“エア消費量の低減”を両立させている。本稿では、このような『空気圧用高速電磁弁の応用』として、具体的取り組み事例を2つ紹介したい。1．色彩選別機の食品ワーク排除2．間欠ブローによるエア消費量の低減である。