50mm標凖レンズで撮る写真：私のお気に入り50mm標準トニノス ミノルタMD50mm F1.450mm標準レンズで写した365日

摘要

35mm判標準レンズの最初の出会いは、ニコンのニッコール50mm F1.5だった。 F1.5という大口径の明るさが珍しく、ISO 100のフイルムで夜の情景を撮り歩いたものだ。 しかし、当時のF1.5レンズは絞り開放ではフレアがけっこう多く、暗いところがなんとか表現できるというものであった。 私にとって会津の山の中で仕事をしていた時代の詣である。 標準レンズの焦点距離の1つの基準は、画面の対角線の長さである。 24×36mmの35mm判では43mmが妥当な値だが、ライカが50mmを標準レンズとして採用して以来、なぜか50mmに定着してしまった。 標準レンスとしては焦点距離がいささか長いのである。 しかし、使い慣れて〈るといがいと合理性がある。 画面構成のちょっとした工夫で広角的にも望遠的にも見える画面が作れるのである。