インライン粒度分布測定について

摘要

粉体の製造プロセスには，液体中に粉が分散しているスラリとして扱う場合と，気体を媒体として扱う乾式，のふたつのプロセスがある。 所定の製品を効率良く，安定的に生産するため，圧力，流量，温度等のプロセス条件は，測定され，監視·コントロールが実施されているが，製品品質に直結する粒子の大きさのバラツキについては，手分析によるバッチ測定が主で，粒度分布をインラインで監視したり，またコントロールする事はほとんどなされていない。 目的の粒度分布を持った粉体を効率良く，安定的に生産するため種々要因の追求がなされているが，間接的手法や，経験に負うところが大きいのが実情である。