プラスチックボトル自動選別装置

摘要

近年、容器包装リサイクル法等に代表される各種リサイクル関連法が次々と制定されるなど資源の有効利用が強く求められており、リサイクルの中身もエネルギー回収であるサーマルリサイクルよりも物質回収であるマテリアルリサイクルが要求されているなど、技術的には高性能な分別装置の開発が求められている。 廃プラスチック類のリサイクルに関しては、容器包装法により定められた「PETボトル」と「その他プラスチック」に関してリサイクルが進められている。 PETボトルの回収量は1999（平成11）年が約76，000t、2000（平成12）年が約125，000t、更に2001（平成13）年の推定は約180，000tであり、今後更にリサイクル量が増加する見込みである。 PETボトル類は分別回収を行うことが望ましく、かなりの自治体において分別収集が行われているものの、分別回収は自治体の収集コストの増大につながるため、PETボトルと他のプラスチックの混合収集が行われている自治体も多い。また、分別回収物であっても異物やPVC等の他材質ボトル類の混入は避けられないため、プラスチックボトルに関する材質選別技術が求められている。