グローバル企業のパイオニア－SKFの100年：ころがり軸受からみた20世紀の世界経済－最終回 SKFの世界戦略

摘要

1970年代において，世界は二度にわた、りオイルショックの衝撃を受けた。SKFも例外ではない。 日本の軸受メーカーの攻勢も勢いを増した。 特定の寸法範囲の軸受に限定して集中生産されているため，そのコストは，SKFのコストを30％は下回っていると推定されている。 単純化していえば，おいしい部分は日本のメーカーが頂いて，世界のほかのメーカーがほかの部分を担当するという構図である。こうして各国政府は規制に乗りだし，日本メーカーは現地生産に力を入れるようになった。