Acura「新型RLX」における新構造軽量ドア製法3Dロックシーム技術の開発

摘要

Hondaは北米などの地域でラグジュアリーブランドとして展開しているAcuraのフラッグシップセダン、「新型RLX」（図1）の開発において、新構造軽量ドア（以下、新軽量ドア）を採用し、従来スチールドア比約17％の軽量化を低コストで実現した。ここではこの新軽量ドアを実現するためのコア技術である、3Dロックシーム技術について紹介する。開発技術は製缶などに用いられる巻締めの応用であるが、ドアやフードを例とするクロージャー部品の外縁部など、主に3次元自由曲線における加工法であることから「3Dロックシーム（以下、3DLS）」と呼称し、従来技術と区別している。なお、自動車車体部品への巻締めの適用はこれが世界初となる。