全農平成二十三年度事業計画最重点施策、経営計画等

摘要

全農は三月の臨時総代会で、三か年計画の二年目となる平成二十三年度の事業計画及び経営計画を承認した。まず、"基本方向"と"最重点施策"でみると次の通りである。一、基本方向=(1)消費者の節約、低価格傾向等を背景に安価な輸入農畜産物の急増等にあり国産農畜産物の販売価格は低迷基調。②肥料.飼料原料の国際相場の上昇は長期化の様相。③EPA：、 TPPの動向如何によつては日本農業の存立を大きく脅かす恐れがある。三か年(二十二-二十四年度)計画で、「国産農畜産物の販売力強化」を全事業の共通目標として「生産コストの低減」「購買品目の取扱強化」を事業上の最重点施策としている。