ジャガー「New XJ」アルミボディー修理工場見学記

摘要

2003年5月に発売されたジャガーのNew XJサルーン（写真1～3）は，NSX以来のオールアルミモノコックボディーを採用することでボディーシェルとして40％（200kg）の軽量化を達成した。 この結果，前モデルに対して室内空間で40％増の大型ボディーになったにもかかわらず，車両重量は増えるどころかやや軽量になっている。 構造的にもセルフピアッシンダリベットと接着剤を多用すること等で60％剛性アップを図るなど，アルミ屋の目を引く点が多い。さて、自動車と言えば違反と事故がつきものだが，オールアルミボディーの修理を何処でやれるかは大きな関心事であるが、ジャガージャパンの修理委託先である昭和島ボディーセンターでは、New XJの輸入に併せてアルミ車体専用修理場を設置した。 自動車アルミ化委員会でその見学をおこなったので、その概要を報告する。