プレコーメタル化の進展はどうなるかプレコートメタルの最近の技術開発動向

摘要

我が国のプレコートメタルの生産量は今　 生藤間始当初から拡大を続けてきたが,1991年をピークとして長期不況の影響を受けて減少してきている。 特に,建材分野の減少が大きい。 しかし，欧米やアジア地区などの世界的な生産量は拡大しており,ラインの増設も行われている。 現状,我が国のみならず世界的にみてもプレコートメタルの使用量の多くは建材用であるが,技術面でみると家電向けに用途が拡大することで大きな進歩を遂げてきた。 　 建材,家電用の既存の用途でのさらなる技術開発はもちろんであるがぅ今までプレコート化があまり進んでいない用途（自動車用途など）への普及を目指し,新たな技術開発が求められている。 なお,今後，環境問題への対応,　 需要家における製造原価の低減からもプレコー卜化への動きはさらに進むものと確信している。