エコ経濟革命-ENVITEC2001に参加して

摘要

5月15日 16日 ドイツのデュッセ　 ルドルフ市で開催されたENVITEC2001の「企業におけるエコ·エフイシュンシーから包括的な持続可能性へ」と題するシンポジウムに参加した。 これは　 筆者がシンポジウムの組織委員長であ　 る旧知のワイツゼッカー教授に招待さ　 れたためである。 日本人の講演者は2　 名、筆者は「日本における資源効率の　高い技術についてのレビュー」と題して太平洋セメントのエコセメントやス　 ーパースチールなどのエコマテリアルに　 ついて話し、富士ゼロックスオフィスサプライ㈱監査役·小渋弘明民は「富士ゼロックス·竹松工場の100％リサイクリングによる廃棄物ゼロ達成」について話した。 2日間のシンポジウムで欧米を代表するエコ経済革命のリーダーと意見を交換できたことは久し振りの収穫であった。 　 エネルギー問題の専門家ベーター．ヘンニッケ（現在のヴッパタール研究所所長）、ファクター10のシュミットブレーク、ゼロエミッションのグンターリマウリ、エコ技術革新の提唱で知られるクロートフェスレ、UNEPのクラウス·テプファー、－相CSDのステイグソン、ロッキーマウンテン研究所のエイモリー·ロビンスなどの論客が集合して、エコ·エフイシュンシー企業から持続可能な企業への移行についてその得意とするところを話したのであるから聴衆も大いに満足したことと思われる。