「雇用安定協定」の締結が重点に

摘要

2002年度の鉄鋼春季労使交渉は、2月6日の鉄鋼労連。 中央委員会での要求決定を受けて、翌7日の高炉大手各社への要求提出を皮切りに、その他の会社についても順次交渉がスタートした。 回答指定日は、金属労協（JC）の集中回答指定日である3月13日となっている。 複数年協定による交渉の第3ラウンドである今春闘について、鉄鋼労連では、デフレ経済のもとで、今後少なくとも2年間にわたって鉄鋼産業の危機的な状況が続き、産業·企業再編が本格化するとの認識に立ち、従来からの労働条件に焦点を当てた闘争の方針を転換し、組合員の最優先課題である雇用確保に重点を置いた「雇用春闘」と位置づけて、「雇用安定協定」の締結を経営側に求めることとした。