不可視マーカ信号の特徴量抽出と統計的検定に基づく映像障害検出方式の検討

摘要

近年の衛星放送を中心としたデジタル放送の普及に見られるように，テレビ伝送のデジタル化が急速に進行している。 特に，放送局間での素材交換や番組配信などの用く途ではアナログ伝送に置き換わる形で既にデジタル伝送が主流になっている。これら放送局向けの映像伝送では，受信映像は放送素材として保存され，二次利用されるため，高い品質が要求される。 そのため，伝送障害による画質劣化が生じてしまうと，素材としての価値が失われてしまうため，放送局および通信キャリアでは常時伝送映像を監視することにより，伝送品質の確保に努めている。