世界一長レ、木造農道橋一蓬莱橋ー一静岡県島田市一

摘要

表紙写真は，静岡県島田市の大井川に架かる「蓬莱橋」である。大井川は'江戸時代東海道の「箱根8里は馬でも越 すが，越すに越されぬ」川であり，江戸時代には架橋 も渡船も禁止され，人足による渡しだけであった。東側の大井川左岸が，東海道53次の23番目の島田 宿で，西側は24番目の金谷宿である。渡し賃は，現 在価で1,440-2，820円といわれ，川が増水し水深4 尺（約120cm)になると「川留め」になり，「川留め」 は通常1回2-7日間で，年間50日，多いときには数 百人から千人超が足止めを食い，旅人が長期間滞在す ることから，両宿とも賑わったという"。