雑草を飼料利用するための注意点添加剤で発酵品質を改善し经性、採食量を上げる

摘要

リードカナリ一グラス主体草地の1番草は繊維含量が高い（表1)。井内（2008)に よると、乳牛におけるリードカナリーグラ スサイレージの採食量は、チモシ一サイレ —ジの採:^量に比べ25-33%の減少が見 込まれる。それでも、生育ステージや草丈 を指標に収穫すれば、チモシ一1番草出穂 期刈り牧草の中生デタージェント繊維 (NDF)60.7%、酸性デタ一ジェント繊維 (ADF)35.7%、可消化養分総量（TDN) 65.0% (日本飼養標準、2006)とおおむね 同等の飼料価値が得られる。リードカナリ 一グラスでは穂ばらみ期もしくは草丈 80cm程度での利用力3、指標となる。シバムギ優占草地の1番草は、穂ばらみ期から出穂期では粗タンパク質（CP)15% 程度、NDF63%程度と、前述のチモシ一 1番草出穂期刈り牧草（CP15.3%)とおお むね同等の成分値となる力、TDNは55%と低い(表2)。また、羊のデータではある力、 シバムギ乾草の採食量はチモシ一乾草より 7 %ほど低かった（Martineau et. al.， 1994)。このことから、シバムギの利用に ついてはTDNの高い併給飼料を給与する 必要がある。