ITEの鉛電池活性化技術により地球環境に年1兆円の貢献を目指す鉛電池活性化剤の1億円テスト（参加会社募集）

摘要

鉛電池は約140年前に発明されて以来，人類の歴史に残る大きな貢献をしてきた。 クルマ，トラクタ，タクシー，バス，ゴルフカート，UPS（メモリー保持），電力貯蔵などいろいろの分野で利用され，その用途はますます拡大しつつある。 現在（2000年頃）の世界生産量は約2兆円（＄20Billion）の一大産業である。 鉛は公害金属の一つで，できるだけ使用しないようにとの方向で，代替品が研究されてきたが，鉛電池に関してはまだこれに代わるものがない。 今後，中国，インド，東南アジアがクルマ時代になってくると，この鉛電池産業は現在の数倍になりすぐに10兆円（約＄100Billion）産業になると予測される。 従って，現在では廃電池のリサイクルを強化する方針で使用が許されているが，将来の大きな利用拡大を考えると，その使用年数を現在の2～3倍にして，できれば半永久的に使用する方向での研究努力がなさるべきである。