大阪大学基礎工学研究科·物質創成専攻·未来物質領域·新物質創製講座

摘要

国立大学は，平成16年度からの独立行政法人化によって，大きく変わろうとしています．基礎工学研究科は，21世紀の発展を目指して創設以来「科学と技術の融合」を基本理念とし，この理念は継承した上で，新たな融合を核において大学法人化を先取りする形で，変革に取り組んできました．平成14年度には，情報科学研究軌生命機能研究科の創設に当たり，大学全体の立場に立って積極的に参画すると共に，平成15年度には，従来の物理系，化学系，システム人間系の3系専攻を「物理と化学の融合を特徴とする物質創成専攻」「枚械科学の再編と生物工学との融合を特徴とする機能創成専攻」「ハードウェアからアルゴリズムまでを一体化し文理融合も視野に入れることを特徴とするシステム創成専攻」の3専政に再編し，学際領域の研究をペースに，新しい科学技術や新学問領域を創り出すことをめざすための組織改革を実施しれた。 15年度の改組後に，新たな一歩躇み出した物質創成専攻?未来物質領域に我が研究室は所属しています（図1参照）．まず，専攻新領域に関して紹介します．