飛驒山脈北部?朝日岳南面に認められる重力性山体変形

摘要

飛驒山脈(北アルプス)?白馬岳の北北西8kmに位置 する朝日岳(海抜2,418.0m)は,同山脈で最も北にあ る海抜2,000m超の高山である(図-1)。飛驒山脈が, 白馬岳以南で両側が切り立った稜線が続く山地であるこ ととは対照的に,朝日岳は半径1kmのお椀を伏せたよ うなドーム状の山体形を呈している(図-2,写真-1)。