一段と進む節約意識、本音は「もうしたくない」LED照明など新節約グッズには高い関心消費者の節約意識調査

摘要

節約行動が消費者の間にすっかり定着している。日経産業地域研究所が今年1月に実施した調査では、消費者の約8割が何らかの形で家計を1年前より引き締めており、月々の支出額でも推定で1年前に比べて約6％は削減した。個人消費の縮み傾向が続いている。これと関連して、発光ダイオード（LED）照明など節約につながる新商品への関心は高い。ただ、すでに衣食住の多方面にわたって様々な節約を強いられていることもあり、新たに節約行動を始めたという人はそれほど多くない。節約行動を今後も続けたいという人も今そうした行動を取っている人ほど多くはなく、“節約疲れ”と増えない収入への不満がうかがえる。