強変形せん断接合法の創生とその基本的特性－熱間エンドレス圧延用バー接合への固相接合方式の適用に関する研究 第2報

摘要

摺動圧着接合法は，短時間に接合できる可能性はあるが，摺動領域が上面側と下面側を除く厚さ方向の中央部付近に限定され，酸化スケールも残存し真に接合された面積は小さく，また，その真に接合された部分の接合強度も不十分であった．高い接合強度を得るためには，接合面全体を摺動し大きな押圧力を与えて接合する必要があり接合機も大型化することから実用化へのハードルは高いことが予想された．本報では，摺動圧着接合法の課題を克服する新しい接合法である強変形せん断接合法の創生と，その基本的特性について報告する．