アルミニウム熱間押出し加工時における押出し金型変形量の直接測定--アルミニウム熱間押出し加工中の押出し金型変形に関する研究 第2報

摘要

レーザー変位計を用い，測定方法を工夫することにより高温でアルミニウムの押出し加工を行っているときの押出し金型変形量を精度よく直接測定することが可能となり,以下のような知見を得た．（1）今回実験を行った，いずれの押出し温凰被押出し加工材においても押出し加工中の金型変形量は押出し加工が進むにつれて増加していく．（2）押出し加工中の押出し金型変形量（変形角度）の分布状態は,被押出し加工材の違いによって生ずると考えられる圧力分布状態の差によって若干変化する。（3）押出し加工中の金型変形量は，押出し金型の強度（弾性率）よりも被押出し加工材の変形抵抗値の影響をより大きく受ける。