快適機能と省エネ機能を備え，環境にも優しい複層ガラスの新スタンダード「レイボーグ光」（遮熱高断熱·光触媒クリーニング·複層ガラス）

摘要

ガラスは通常汚れにくいように思われがちだが，一旦窓に雨などが中途半端にかかると，良く知られる雨滴模様となって汚れを凝集させ，乾燥した後に白い斑点状の模様を生じさせてこれがとても目立ち，美観や透明性が著しく損なわれる。 また風で砂塵が運ばれる季節は，窓の外側全体が簿っすらと砂で覆われ，夜露などでこれがムラを生じ大変汚い印象を近隣居住者へも与える。 一方光触殊材料には光分解作用と光起親水化作用があり，これをガラス表面に形成したものが光触媒ガラスである。 この表面に汚れが付着すると，付着界面の有機物が分解され付着力が弱まる。 またそこに雨や散水などで水分が接触すると水がガラス表面に滞れ広がって汚れとガラスの間に入り込み，汚れを含んだ水となって重力により下に洗い流される（図1）。