未利用エネルギーを活用するヒートポンプ·蓄熱システム：需要家から見た今後のエネルギー対策－ヒートポンプへの期待

摘要

2005年2月に京都議定書が発効し，日本は果たして約束どおりにCO{sub}2を削減できるのか，従来の対策だけで削減が困難な場合にはどのような追加的な対策が必要かといった問題がいろいろ議論されている。 特に事務所ビルや店舗など民生分野でのエネルギー消費は著しく増加しており，これらにおける省エネルギー対策は極めて重要な課題となっている。 今回は，民生分野に焦点を当てた需要家からの省エネルギー対策，特にヒートポンプに期待される役割などについて紹介したい。