九州の古都·坊津発の'天照ライン'

摘要

九州の地図を開き，西側の天草諸島を上に東側の宮崎県を下にすると，左上の薩摩半島が馬の首に見えてくる。 池田湖が鼻の穴, 坊岬が右の耳，野間岬が左の耳だ。 "坊津港"は, 二つの耳の中間に位置する。 この港はリアス式海岸の入江にあり, 岬と島でガードされた良港で，古い歴史を有している。 この街の中央部の山を二つ削り，開けた平地に坊泊支所と"坊津歴史資料センター＜輝津館＞"が昨年建てられた。 2階建ての近代建築＜輝津館＞には, 坊津の歴史，特に583年に百済の僧·日羅が建てた「一乗院」の歴史や, 日本三津（日本の3つの主要港）の一つとして，国内外に活躍した過去の様子が詳しく紹介されている。 しかし，明治初期の廃仏段釈を迎え，「一乗院」は解体され，現在は坊泊小学校となっている。