運転支援システム－その可能性と今後の期待：日本学術振興会プロセスシステム工学第143委員会ワークショップNo.28「アラームマネジメント」研究成果と今後の展望

摘要

日本学術振興会プロセスシステム工学第143委員会ワークショップNo.28「アラームマネジメント」（以下，WS28と略す）は，合理的かつ実践的なアラームマネジメント技術の確立を目的に，国内の8大学，17企業からの37名の研究者やエンジニアをメンバとして，2008年3月に設立された。2010年3月までの2年間の活動期間中に，15回の研究会を開催し，アラームマネジメントの現状と課題を整理するとともに，オペラビリティスタディに基づくアラームシステムの設計法やアラームシステムの性能評価とデータ解析技術などのテーマに取り組んできた。本稿では，WS28の研究成果を紹介するとともに，今後の展望について述べる。