IPv6ネットワーク構築への取組みとソリューションサービス

摘要

昨今，日本のインターネットはADSL（Asymmetric Digital Subscriber Line），FTTH（Fiber To The Home）などによる常時接続，かつブロードバンド回線により急速に普及してきた。 また，インターネットに接続される機器は，パソコン（PC）けでなく，携帯情報端末，情報家電，携帯電話などをはじめとした多種多様な膨大な機器が接続され始めている。 ところが，現在使用されているIPv4（Internet Protocol version 4）では，アドレス数の絶対的な不足という問題が指摘されている。 次世代インターネットプロトコルIPv6は，その問題を解消するために，アドレス数を拡大し，更に今後必要不可欠な機能となるであろうQoS（Quality of Service）機能やセキュリティ機能などを強化したものである。 現在，政府によるe-Japan戦略及び接続機器のIPv6対応の加速により，いよいよ普及フェーズへ移行しつつある。