通年性アレルギー性鼻炎に対する誠治療の検討（2） 不定愁訴カルテを指標として

摘要

【目的】我々は第56回（社）全日本鍼灸学会において、通年性アレルギー性鼻炎患者に対する鍼治療の有効性について、日本アレルギー性鼻炎qoL調香票（RqL（））と（社）全日本鍼灸学会研究委員会不定愁訴班黒野保三班長作成の不定愁訴カルテを用いて検討し、JRQLQの経過について報告した。今回は、不定愁訴カルテを中心に検討したところ、興味ある結果が得られたので報告する。 痉椒ā?004年12月16日から2006年6月12日の間に東洋医学研究所に来院した新患のうち、通年性アレルギー性鼻炎の患者6名（女性6名　 平均年齢46．0歳）を対象に、生体の統合的制御機構の活性化を目的とした太極療法（黒野式全身調整基本穴）を施し、初診時·2回目·8回目·15回目·22回目来院時に、不定愁訴カルテとRQLqを指標とし検討した。