頚部交感神経幹近傍刺鍼の効果一鼻部皮膚温を指標にした刺激条件の検討

摘要

【目的】頭部交感神経幹近傍刺鍼は星状神経節刺鍼のリスクを抑えた刺鍼法で、刺鍼の影響として鼻部皮膚温の低下やヒスタミン誘発による鼻汁分泌とくしゃみ発作の抑制などが報告されており、鼻アレルギーなど耳鼻咽喉科領域の臨床に用いられている。 　 しかし、これらの効果が頭部交感神経幹近傍への鍼刺激による反応であるかは明らかでないため、鼻部皮膚温を指標にし、皮膚への鍼刺激と交感神経幹近傍への圧迫刺激を行い比較検討した。