「ヘルシンキ宣言」50周年に向けた議論の経緯 世界医師会事務総長Dr. Otmar Kloiberインタビュ

摘要

Interviewer世界医師会主催，日本医師会の 支援により「ヘルシンキ宣言改訂専門家会議」が 2013年2月28日から3月1日にかけて東京で開催 され，その直後にィンタビューに応じていただけ ましたこと，大変有難うございます.Kloiber先 生は，世界医師会の事務総長として，会議中も会 議直後も大変多くのお仕事を抱えておられること と思います.貴重なお時間をいただけますことに 深く感謝します.今回のような公開の議論が持た れたことは，驚くべきことであり，とても素晴ら しかったと思います.Kloiber通常は「ヘルシンキ宣言」改訂のドラ フトについての議論を公開では行いません.それ は秘密ということではまったくないのですが，計 画された時まで，ドラフトの公表はしません.と いうのは，過去7年以上の間に数多くのドラフト があり，修正が繰り返されてきました..最初に示 した考え方は十分なものではなく，より良いもの を作ろうとしてきました.そして準備段階のバ一 ジョンが外に出ると大変に混乱を招くこともわかったのです.