女性の「家飲み」、食ニーズ喚起のカギに:親交深め、生活のヒント学ぶ場に浮上

摘要

女性の飲酒者は確実に増えている。国立病院機構久里浜医療センター（神奈川県横須賀市）の樋口進院長が厚生労働省による自治体担当者向け講習用に作成した資料「成人の飲酒実態と関連問題の予防について」をみると、女性の飲酒者（調査前1年間に少なくとも1回飲酒している者）は1954年の13％（世論調査）から2003年には64％（実態調査）へ上昇。特に若い女性で増加が目立つ。樋口院長が手がけた厚生労働科学研究「成人の飲酒と生活習慣に関する実態調査研究」（09年公開の文献番号200825026Aの分担研究）によると、20～24歳では女性の飲酒割合が同年代の男性を上回った。