期待される団塊シニアの旅行消費－ドライブレジャーが広げる可能性

摘要

団塊世代が旅行消費への関心を高めている。年金受給年齢に達したことなどを背景に、お金が貯蓄から消費へ、さらに「モノ」消費から「コト」消費へ向かい始めたからだ。戦後のモータリゼーションの中で育った彼らは、自家用車でのドライブレジャーにも意欲的だ。様々な点でこれまでのシニアと異なった価値観や行動を見せる団塊世代の旅行消費には、どのような特徴があるのだろうか。JTB総合研究所が2013年2～3月に実施した2つの消費者調査を基にひも解いてみよう。