モータージャーナリスト早津美春氏のインスピレーション

摘要

総合的にいうと、設計者の狙いどおりの仕上がりになっているという感じは受けました。このタイヤのジャンルから見ると、居住性が大きなポイントかと思うのですが、まず、ノイズが少なくなってい点は、大きな進歩であり、ドライバーに安定感というか、安心感を与えるタイヤだと思います。乗心地に関しては、最初の入力で、従来品との大きな差は感じませんでしたが、その後の収まり感が、VE303の方が高いと感じました。とてもいいダンピングになっていますね。この、ダンピングが強すぎると、乗心地が硬くなってしまうのですが、VE303は、程よい硬さがあって、収まりが良く仕上がっています。剛性では、直進時の安定感というのも、センタリング性はVE303の方が高いと感じましたし、初期の舵角を入れたときの動きというのも、VE303の方が、動きがスムーズでした。