三愛、連結売上減でも経常増益原油高の価格転嫁とコスト低減が寄与

摘要

三愛石油の2005年度中間決算は、連結売上高が前年同期比8.5％減の1,133億2,200万円（1238億3,600万円）、営業利益が48.0％増の15億2,800万円（10億3,200万円）、経常利益が61.3％増の17億7,900万円（11億300万円）、当期純利益が257.7％増の6億1,500万円（1億7,200万円）。石油製品の販売数量は減少したものの、原油価格の高騰に伴う価格転嫁を図り、コスト低減に務めたのが寄与した。その結果、売上規模は前年同期を下回ったが、経常利益は大幅に増加した。 連結子会社は、東京三愛石油、九州三愛石油、九州サンエル、三愛ガスサービス、佐賀三愛空港サービスなど27社、持分法適用非連結子会社はなく、持分法適用関連会社が3社である。 なお、9月17日にはキグナス石油の全株式を取得する譲渡契約を東燃ゼネラル石油とニチモウと締結、12月1日に売買を完了している。