新たなエネルギー政策の目指すもの:真摯に受け止めるべき石油業界の提言

摘要

現在、総合資源エネルギー調査会基本問題委員会において、新たなエネルギー基本計画の策定に向けた議論が最終段階を迎えようとしている。そうしたなか、石油連盟は10月に「新たなエネルギー政策への石油業界の提言と石油産業が目指すこと」として、政府の新たなエネルギー政策の策定に向けた議論のなかで最後の提言を行っていく考えを示している。今回、石油連盟がこの提言のなかで主張していることは、こうしたエネルギー情勢のなかで、中長期的なエネルギー政策において石油の重要性に真摯に目を向けて考えていかなければならいことを主張している。それだけに、新たなエネルギー基本計画の策定に向けた議論が最終段階を迎えるなかで、石油業界の提言が受け入れられるかが焦点となっている。