東電福島第一原発元所長、吉田昌郎氏が逝去、被曝の恐怖と隣り合わせの勇気ある職責を惜しむ声、“あの人だからついて行った”と行動を共にした現場の作業員は声をそろえて語る

摘要

東京電力福島第一原子力発電所の元所長、吉田昌郎氏が7月9日、58歳の若さで逝去された。被曝の恐怖と隣り合わせの勇気ある職責を惜しむ声が多方面から聞こえてくる。現場の一人ひとりに「家族は大丈夫か」と声をかけた。危険な場所へ行動を共にした作業員は、「あの人だからついて行った」と語る。事故後、福島原発に初めて入った報道陣に「死ぬだろうと思ったことが数回あった」と明かした。