料金対策想定外の展開12月CPが暴騰、P860·B885ドル末端従量料金暫定値上げ更に追加で7～8月m~330円、11～12月m~330～50円、1～2月も

摘要

国際的な「原油価格」暴騰の影響を受けてLPGのCPも本年4月以降上昇を続けているが、サウジアラムコは去る11月29日、12月度のCPをプロパンは前月比で130ドルー気に引上げて「t860ドル」に、一方ブタンはプロパンと同じ引上げ幅で「t885ドル」に設定すると通告してきたことが当日明らかにされた。 更なる大幅値上げの理由·背景は①11月に米国産原油WTIの12月先物価格が98ドル超／Bの値をつけたことで世界の原油·ナフサ価格等がつられて急騰した②アブダビが国際スポットマーケットに出したLPG一隻分のスポット玉をEXt860ドルでトレーダーが買取り欧州へ向けたことなどとされているが、原油の98ドル台も異常ならLPGの800ドル台突入もまさに異常と言えるが、残念ながら消費国にはこうした理不尽な値上げを阻止できる対抗策がないため、不本意ながらも受入れざるを得ないのが実情で、当然のことながら焦点はこの上昇分をどう末端まで転嫁するかという問題に移ることになる。