「ガス事業」更なる自由化への議論と今後の展開とは：制度·運用WGで出された意見·電気事業分科会等から探る

摘要

総合資源エネルギー調査会都市熱エネルギー部会ガス小委員会のもと①10万m~3以上への自由化範囲拡大（今年4月1日スターり　 に伴う課題·措置②今後の更なる自由化に向けての課題などを検討してきた「制度·運用検討WG」が終了し、都市ガス事業の今後の方向性なども見えてきた。 特に、今後の自由化を見据えた第4回～第6回の議論では、需要家の保安確保問題、簡易ガス事業の位置付け、電気事業等とのイコールフッティングなどが新たなテーマとして浮上し、包括的な議論のもと、将来のガス事業像や事業変化に伴う制度の整備などまでも考えさせられる意見も出されたようだ。 WGの主な意見は既にHPに掲載されており現在閲覧できるようになっているが、改めて関係者からの話も含めそのポイントと今後の議論の進展について考察してみた。