先物ガソリンは2円程下げ～今後の市況対策にも影響～

摘要

現在、原油価格は急落している。19日のWTIが91.98ドル／バーレルとなり、前日に比べると3ドル以上の下落となり、5月以来の高値となった14日の99.00ドルと比べると、7ドル以上の急落となった。一方、中東産は107ドルとなり、こちらも7ドル程度の下落となっている。原油価格急落を受けて、東京工業品取引所のガソリン先物市況は66円／リットル、灯油も66円／リットルとなり、前日に比べると各2円の値下がりとなつている。原油は9月限が54円／リットル、10月限が52円で推移している。原油急落の要因として、アメリカの戦略備蓄放出の噂、サウジアラビアが増産するという情報が伝えられたことにより、相場が一気に急落した。国内のガソリン市況は9月に入って、仕切価格が小幅な値上げとなったが、これまでのところ販売業者は市況維持に努めている。