肝臓外科におけるァシァ口シンチの有用性

摘要

ァシァ口シンチは肝実質細胞膜に存在するァシァロ糖蛋白受容体を介した~(99m)Tc-galactosyl-human serum albumin (99?)Tc-GSA)の特異的結合を集積機序とする核医学検査法であり、~(99m)Tc-GSAの血中消失、肝集積の速度を計測することによってLHL15、HH15、 LHL/HH. GSARmaxなどの全肝機能指標による定量的な評価が可能である。さらにGSARmax はァシァ口糖蛋白受容体とGSAの結合過程にミ力エリス.メンテン型の飽和結合様式を導入したモデルにより肝血流と全肝の受容体結合活性を無採血で非侵襲的に評価する最も有効な指標であると考えられる。我々は1993年より現在まで肝ァシァ口シンチを術前.術後検査として肝切除症例のほぼ全例に行ってきた。