Robert Koch(1843~1910)が愛弟子の北里柴三郎の招きで米国経由,横浜に上陸したのは今からちょうど100年前の明治41年(1908)6月12日のことだった.65歳のコツホは,1893年に再婚した29歳も年下の夫人同伴であった.動物学者で後に北里研究所副所長を務めた宮島幹之助は,随筆集『蛙の目玉』にこう記している.「我が国がこの世界的偉人を迎えたのは,明治四十一年のことであった.先生の我が国に足をとどめたのは僅か四十余日に過ぎなかったが,その間,幸いにも予はこの偉人に親灸するの光栄を有した」.
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