異種および同種入力線維間の競合を基盤とする小脳シナブス回路発達の分子機構に関する神経解剖学的研究

摘要

私は現在，北海道大学で研究を行っています.札幌に住み始めてから早いもので17年目を迎えました.気候に慣れるまで数年かかってしまいましたが，今となっては大変住みやすく，自然と都会が近接した素晴らしい場所だと思います.このような環境で研究ができることは幸せなことだと思います.今回は学生時代を振り返りながら，私の研究内容を簡単に紹介させていただきます.私は1994年4月に北海道大学理III系に入学し，その後理学部に進学しました.修士課程を修了するまでの4年間，山岸皓彦先生，高橋正行先生には大変お世話になりました.