健康食品のリスク一大豆イソフラボンを事例として－

摘要

大豆イソフラボンは、大豆、特に大豆胚芽に多く含まれるフラボノイドの一種であり、わが国では豆腐、みそ、納豆などの食品を通常に摂食しており、これらの食品については長い食経験を有している。 しかし、近年、大豆イソフラボンは、植物エストロゲンとして内分泌かく乱の観点からのヒト健康影響の可能性が提起されていること等を踏まえ、食品安全委員会でイソフラボンアグリコン及びイソフラボン配糖体を含む大豆イソフラボンについての安全性の評価が行われた。 ∫话愕膜嗜毡救耍ㄩ]経前の女性）においては、通常の食生活において、1日当たりエストロゲン製剤（結合型エストロゲン0．625mg）とはば等量の大豆イソフラボンを摂取しているのでほないかと推察される。